活動内容

 豊田太郎ゼミナールは、ゼミ生ひとりひとりが主体性をもって行動することを基本としています。

 

 ゼミナールは自発的な学習の場ですから、何をどのように学習していくかは、基本的にゼミ生次第です。教員はおおよその学習内容の方向性を指し示す「調整役」的役割にとどまるのが理想だと考えています。担当者(豊田)はこれまで(前任校も含めて)、標準的なゼミのスタイルとして、テキストを一方的に指定しそれを輪読したうえで全体での議論を深める、という活動を行ってきました。

 そこでは、なんとなく「手ごたえのなさ」を感じつつダラダラやってきた印象も否定できません。そのような「反省」も踏まえて、現在は、できるだけゼミ生が主体的に学習できるようなゼミのあり方を模索している最中だといえます。具体的に何をやっているのかというと、大きなテーマ(例えば「アメリカ経済」)のもと、グループワークを通じて調査・研究するテーマを出し合い、フィールドワーク、プレゼンを経て最終的に学んだことを卒論にフィードバックする。といった感じです。重要なことは調査・研究の過程でテーマに対する関心を維持することです。関心がないことをやって(もしくはやらされる)いれば、主体性もへったくれもありません。

 もちろん、インプットがないところからアウトプットは生じませんから積極的に勉強してはじめて興味・関心も維持されることになります。

 

また、ゼミは2年から4年生まで3年間継続しますから、学年を超えたゼミの活動も重要だと考えています。その試みとして2年生と3年生の合同のサブゼミが既に始まっています。学習以外の面でも、新入ゼミ生歓迎会(4月)などの催しや、夏には2年3年合同ゼミ合宿も計画しています。もちろん、こうした全体としての取り組みもゼミ生次第です。